武道空手少年クラブ

少年部 武道空手少年クラブとは?


少年部 ― 幼年・小学生・中学生
日本武道総合格闘技連盟空手道禅道会少年部を『武道空手少年クラブ』と呼びます。中学生、小学校高学年は指導者の許可により一般部への稽古出席が認められます。青少年健全育成に武道を役立てることを理念の一つとして発足した日本武道総合格闘技連盟。なかでも特に少年育成に貢献したい意思を持った有志の集まりが、武道空手少年クラブです。クラブを指導する道場長のすべてがスポーツ少年団の認定員の資格を有しており、青少年健全育成のために日々まい進しております。

少年部道場生の心得

・礼儀正しくしよう。
・稽古中は一生懸命取り組むこと。
・気合を出して集中すること。
・努力する喜びを知ろう。
・普段、お家、学校、友達と遊んでいるときなど、むやみに空手の技を人に使わないこと。

武道空手少年クラブの指導目標


1.しつけや礼儀がしっかりできる子になる

image3.JPG躾や礼儀は、社会生活を営み、将来、就職をして仕事に就いたり、勉強をして自分の希望に向かって生きていくのに、大変重要なこととなります。人としての当たり前のことを我慢できず、社会のルールを守れない人は、どんなにすばらしい夢や希望を持っていても達成するのに大きな障害となります。そのため空手の稽古のときには、靴をしっかりそろえさせ、大きな声で挨拶をさせ、目上の人に対する礼儀を守らせ、稽古中はふざけさせない、掃除をしっかりさせる、ということを指導していきます。(余談ですが統計上、躾が身についている子とそうでない子では、明らかに躾が身についていない子の方が犯罪率が高いそうです。)

2.元気でやさしい子になる

image1実際に突き蹴りを当てる武道空手は、必要最小限の痛みを感じます。限度を超えた残虐な犯罪が多くなっている昨今ですが、このような稽古により、人の痛みを身をもって伝えていくことは、やさしさを教育する上で、大変重要なことと思います。

3.多少のことではへこたれず努力することの喜びを知れるような子になる

image2努力することの大切さですが、最近の風潮は、「成功する者は才能があるからだ」というような軽薄なものがあるように感じられます。武道空手少年クラブの母団体である日本武道総合格闘技連盟は、どのような人でも、自分の個性を生かした強さを追求できるようになっており、武道空手少年クラブの稽古体系もそれを簡素化したものでありますので、だれでも努力することにより、個性に応じた成果が期待できるものと思います。また、年間を通じて大きな大会を2回、各地区大会を数回行っておりますので、目標を持って稽古ができるものと思います。試合等に出場しますと、当然のことながら負けることが多々あります。その時指導者は、全力で戦ったことを称え、負けることが恥ずかしいのでなく挫けることが恥ずかしいことであり、それを乗り越えて努力していくことは立派なことだと指導します。そして少年たちのそのような努力の積み重ねにより、今まで以上に自分たちの夢や希望に向かい、人として成長していけるものと、武道空手少年クラブの指導者達は感じております。又、上記のような少年少女達への、慈愛に裏付けられた情操教育こそが、本当の意味での自由意志教育ではないでしょうか。わがままをそのまま聞いていて過保護にしてしまうことが自由意志教育とは思いません。それは少年少女達が、本来の夢や希望に向かって生きていくことができなくなる悪い習慣をつけているに過ぎません。「三つ子の魂百まで」という言葉もありますが、人は、習慣性の強い動物でありますので、少年時代の悪い習慣(我慢できない、努力できない等は)は、成人してから直すのは難しい事だと思います。
武道空手少年クラブでは、少年たちに躾や礼儀を守り、努力することの大切さを知り、優しさや希望を大きくしていけるような大人になってもらいたいと切に願っております。ご父兄各位におかれましては、我が少年クラブの趣旨をご理解していただければ幸いです。